テレビでキトラ古墳の壁画にカビが生えたというニュースをやっていた。
それを見ていたウチの娘が
「古墳って何千年も前の古いんでしょう。だったらカビぐらい生えたってしょうがないじゃん。」
「しょうがないってお前、国宝だよ」(じつは特別史跡)と私。
「そんなこと言ったって、古かったらカビぐらい生えたってしょうがないよ。」
なんと大胆かつ的確な発言。
古墳の石室にドリルで穴を開けたときから、関係者はカビについては覚悟していたのではないだろうか。外気と一緒に様々な雑菌が古墳の中に入り込んだのだ。
コロンブスが新大陸を発見した以降、それまで新大陸に無かった様々な病気をヨーロッパ人が持ち込み、免疫のない先住民がバタバタと死んでいったという史実に似ている。
壁画の破損といい、カビといい、考古学界は大騒ぎだが、よくよく考えれば、それがイヤなら開けなきゃいいじゃん、ということだ。もともと人様のお墓なのだ。いかに古い話とはいえ。
*画像は記事の内容とは全く関係ありません。ってか