会社からの帰宅途中、大手町で地下鉄に乗る。
車内はそこそこ混んでいたが、入口付近より奥のほうが空いていたので移動すると、二人連れの若い女の子の前が一席開いている。
女の子のグループの場合、一人だけしか座れないならと、全員が座らないというのは良く見かける光景。
「よろしいですか?」と言って座った時に、空席の前に立っていた女の子が言ったのが上の言葉。
こっちは『電車混んでるんだからさあ、目の前が空いているんだから座れよ、邪魔だなあ。あんた座んないんだったら、俺座ってもいい?』の『よろしいですか』なのだが、相手の女の子の方は『君のような美しい人が、こんなところに立っていたらいけませんよ。電車が揺れて転んだりしたら大変だから、さあお座りなさい』と聞こえて『だいじょうぶでーす』という答えになったのだろうか。
決して美しい人、という訳ではなかったのだが。
すっごく日本語が流暢なんだけど、たまーに言葉の使い方がおかしい外人と話した気分だ。