日暮れと共に門前町の賑わいから離れた地元の人間のみが出入りする料理屋に、やや不釣合いな中年男二人が入ってきた。
何が不釣合いと言って、大きな袋から小さな車のオモチャを取り出して、真剣なまなざしで眺めたり、笑ったり、声を潜めたり、眉間に皺を寄せて難しそうな顔をしたり、怪しいこと計り知れない。
とまあ、周りの人から見ればこんな具合だったのでしょう。
『支那そば 晴弘』。
私とAJPさんが入った時は、家族連れと会社帰りとおぼしきサラリーマンが二・三人。本当に地元の店という感じの店です。
上がAJPさんが食べた海老ワンタン麺塩、下が私が食べた海老ワンタン麺醤油。
画像を見ていただきたい。同じ海老ワンタン麺で塩と醤油の違いなのだが、味にあわせて具を変えているのだ。葱の切り方も変えてある。
麺は極細の縮れ麺、スープはあっさり。久しぶりに旨い東京ラーメンを食べました。
ラーメンを食べて酒を飲める店と聞いていたのだが、酒の品揃えが凄い。30種類ほどの焼酎、日本酒に混じってリストの中にマッカランの12年があるのには驚いた。しかも一杯600円(確か・・・)。今となったらビールばっかり飲んでいてちょっと損した気がする。焼酎には詳しくないのだが、きっと良い銘柄が揃っていたのだろう。
晴弘の情報 danchuにも載ったらしい