高い!
明日、富士スピードウェイに行くのにガソリンが心細かったので給油に行ったのだが、レギュラー126円、私の車はハイオク指定なのでリッター136円。
カード会員価格で2円引きで134円。さらにポイント割引が6円効いて、カード清算時には128円。
スタンドに入るときに価格の看板をみて満タンにしようとしていた思いがうせた。20リットルにしようと思ったが、富士まででは心もとないので、泣く泣く30リットル給油。
そもそも、今回の高騰はアメリカの投資家(投機家)筋がスポット市場で買いまくったのがの発端。
実需があっての売買ではなく、売り買いのトレーディングの差益を得るために値段を吊り上げているのだが、いくらOPECが増産を発表しようが、アメリカ政府が安定した埋蔵量をアピールしようが、実態を伴わないまマーケットの値段は高騰し、実態取引の価格も高騰する。
さらにアメリカ南部のハリケーン被害が価格高騰に拍車をかけた。いくら政府が備蓄原油の放出を発表しても効果なし、別にテキサスの原油採掘が止まっても、世界の原油産出量の数パーセントなのであり、実態でいえばそれほど影響はないはずだ。
株と同じで完全に心理戦である。
化石燃料の埋蔵量は有限であり、いつかは枯渇する。その意味では石油が高騰するのは間違ってはいない。地球の歴史をなだらかな水面とすれば、今回はいたずら者の魚が跳ねた飛沫のようなものだろう。いつかはまた元の穏やかな水面に戻るのだろうが、いったいいつまでかかることやら。
各自動車メーカーは、ハイブリッドカーやガソリンを使わない燃料電池車の開発に力を入れているが、20年後には電気自動車がレースの主役になっているかもしれない。
音のほとんどないレースってどんなものだろう。